2004年8月1日

サヨナラダケガ人生ダ

 

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勧 君 金 屈 巵

満 酌 不 須 辞

花 発 多 風 雨

人 生 足 別 離

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唐の于武陵の「勧酒(酒を勧む)」という五言絶句である。

友人との別れに際して送った詩である。

当時の別れは遠隔地に任務のために行くケースが多い。

今ほど交通機関が発達していないから、

気軽に会いに行くことは出来ない。

二度と会うことがないケースも多い。

それで詩に託す思いも深くなる。

最後の句の「人生別離足る」と言い切ったところに、

「人生にはなんて別れが多いのか」

という慨嘆と諦めと、

「だからくよくよせずに新しい人生を楽しもう」

という前向きの気持ちが込められている。

この詩には井伏鱒二の名訳がある。

リズムもよく、気持ちもよく伝わってくる。

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コノサカヅキヲ受ケテクレ

ドウゾナミナミツガシテオクレ

ハナニアラシノタトヘモアルゾ

サヨナラダケガ人生ダ

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特に最後の「サヨナラダケガ人生ダ」というフレーズがいい。

悲しみと諦めと希望と開き直りが

絶妙にブレンドしている。

この詩を知って以来、

なにかあるたびに、いつもこのフレーズが頭に浮かぶ。

「言語遊戯」というサイトを開いてから、

いつのまにか3年が経ってしまった。

自分の人生でも思わぬことが何度も起きた。

けっこう大きな変化のあった3年間だった。

サイトの内容も、

最初考えたものとはずいぶん違ってしまった。

思うようにいかないのが人生だし、

予想外のことが起きるのが人生なんだなあ。

今回でコラムは終了します。

今までコラムを読んでくれたみなさんに感謝します。

自分の興味もいろいろ変化したので、

今は別のサイトでサッカーのblogなんぞを作り、

そっちに意識が傾いています。

最近コラムが手抜きだとお思いのあなた、

あなたの直感は正しい!

これ以上手抜きのコラムを続けるのも失礼なので、

これにて最終回とさせていただきます。

なお、このサイト自体は続けます。

サイトをオープンした頃に戻り、

気が向いたときに更新します。

 

 


2004年7月19日

あなたの性生活は平均値?

 

20代から60代の人妻にアンケートして、

セックスの実態をまとめた本が出た。

二松まゆみ氏の「となりの寝室」である。

このアンケートの数字を見ると、

日本人の夫婦生活の有様がよくわかる。

まず、セックスの回数からいくと、

月1回以下がもっとも多くて24.2%。

週1回が22.1%。

月2,3回が15.8%。

「なし」の回答が20.9%もある。

アンケートに答えた人妻は全部で1609人。

平均年齢は34.3歳である。

それでこの数字はかなり低いんじゃない?

「なし」も含めて週1回もしていない人が

60.7%もいる。

週1回以上セックスしている夫婦は4割しかいないってことだ。

年齢が高くなるにつれて、

回数が減ってくるのはしょうがない。

けれど20代なんかやり盛りだろう。

毎日するというのが当たり前だと思っていたけど、

この平均値の数字を見るとそうでもないらしい。

同じ相手とやってると飽きるというのはわかるけどね。

セックス1回にかける時間はどうか。

30分以上1時間以下というのが最も多くて、52.3%。

30分以下が41.2%。

両方合わせると1時間以下が93.5%になる。

ま、こんなものだろうなあ。

日本人は淡白だからねえ。

カラスの行水並みの短さだな。

江戸っ子の風呂みたいなものでさ。

さっと入ってさっと上がるってやつだ。

オーガズムを得られないと答えた人妻は16.5%。

「オーガズムがわからない」

と答えた人は8.4%だった。

両方合わせると24.9%。

要するに、4人に1人が「イッタ」ことがないわけだ。

これを多いと見るか少ないと見るか。

多いと思うあなたは甘い。

実態はもっとたくさんいるはずだ。

たぶん、人妻の半数は「イッタ」ことがない。

本当はイッテないのにイッタ振りをしているか、

本当のオーガズムがどういうものかわからないので、

「たぶんイッタんじゃないかな?」

と思い込んでいるだけなのだ。

横丁の性科学者・松沢呉一教授の研究によれば、

イッタことがあるかもと言っている女性は、

本当のオーガズムを知らないそうだ。

本当にオーガズムを経験したら、

それはほかの快感とまったく違うものなので、

「たぶん」とか「かも」などという言葉が出るはずがない。

イッタかイカナイか、はっきり断言できるものだという。

例えて言えば、

震度1か2の地震と、

阪神淡路大震災を間違えるようなもので、

ありえないことなのだ。

最後に、

結婚後に夫以外の男性とセックスした経験は、

17%の人妻が「ある」と答えた。

これも多いと思うか少ないと思うか。

意見が分かれるところだが、

実態はもっと多いはずだ。

たとえ匿名のアンケートでも、

正直に言えないこともあるだろう。

世の中の夫が考えるよりは、

多くの人妻が夫以外の男性と付き合っている。

それは次の質問の答でもわかる。

「夫とセックスの最中に、他の男性のことを考えるか」

という質問に対し、

「ある」と答えた人妻が51.5%もいた。

それがすべて他の男性とセックスすることにならないにしろ、

潜在的な願望は半数以上の人妻が持っているということだ。

男も女も、相手をみくびっちゃいかんということだね。

 


2004年6月27日

女房を誉めない男は離婚される

 

結婚している男にとっては恐ろしい調査結果が出た。

ワシントン大学の研究グループの報告によると、

相手をけなす回数の5倍以上相手を誉めないと、

離婚に至る可能性が極めて高い。

全米の数百組の夫婦の日常会話をビデオに録画し、

相手を誉める肯定的な会話と、

相手をけなす否定的な会話の割合を比較した。

すると

肯定的な会話の割合が否定的な会話の

5倍以上ある夫婦は円満な結婚生活を続けている。

しかし

肯定的な会話が5倍を割り込むと、

急速に結婚生活が破綻に近づく。

倍率が低ければ低いほど離婚の確率は高くなる。

肯定的な会話が否定的な会話より少ない夫婦は、

もはや絶望的である。

日本人は外国人に比べて誉めるのが下手である。

特に身近な人間を面と向かって誉めるのは苦手。

元々伝統的にそういう文化がない。

だから急に誉めろと言われても困ってしまう。

特に日本の男は誉めベタである。

だから外国人がやたら日本女性を誉めまくると、

誉め言葉に弱い女はすぐなびいてしまうのである。

しかし時代とともに徐々に意識は変わってきている。

昔ながらの黙って俺について来いというのは通用しなくなっている。

長年連れ添った熟年夫婦の離婚が増えつづけている。

その離婚理由の多くは、

「私を大事にしてくれない」

「妻をほったらかしにして自分だけ遊んでいる」

「仕事優先で家庭を顧みない」

というようなものである。

亭主からすると、

「なんだ、そんなことぐらいで・・・」

と思うような理由が重大な理由なのだ。

要するに長年大事にされていなかったという恨みが、

熟年になって噴出するのだ。

今まで誉める習慣のない男が、

急に誉めろと言われてもどうしていいかわからない。

大げさに誉めたりすると、

今まで誉めたことのない亭主が急にどうしたんだ?

と、かえって女房に疑われる。

身近な何気ないことから

さりげなく誉めるようにした方がいい。

「三食昼寝付きでトドみたいに寝そべっている女房の

いったいどこを誉めたらいいのだ?」

と嘆く亭主もいるだろう。

しかしどんな人間でも必ずいいところがあるものなのだ。

その人間のいいところを見つけてやるのも大事な修行だ。

他人のいいところがわからない人間は、

ほかの人間関係もうまくいかない。

職場の人間関係も、

プライベートな人間関係も、

どっちもうまくいかないはずだ。

トドの女房だったら、

「なにもかも包み込んでくれるような君を見ると心がやすらぐよ」

とか、

「君がどっしりと腰を落ち着けているおかげで、

安心して家庭をまかせることができるよ」

などと言えばいい。

料理の下手な女房だったら、

「これからどんどんおいしくなるってことだね。将来が楽しみだ」

掃除をしない女房だったら、

「ほこりがたまったくらいで死ぬわけじゃないから」

用もないのに外出したがる女房なら、

「君がいつも外出して遊びまわってくれるから、

家の中がいつも静かで落ち着けるよ」

などと言えばいい。

ね、誉めるなんて簡単でしょう。

 


2004年6月6日

負け犬は女だけじゃない

 

コラムニストの酒井順子が書いた

「負け犬の遠吠え」

という本がベストセラーになっている。

この場合の負け犬とは、

30歳以上で未婚で子供がいない女

を言うらしい。

本を読んでいないので詳しい内容は知らないが、

著者の主張は、

いくら美人で仕事が出来ても

負け犬は所詮負け犬なのよということらしい。

それがまた女の間で論争を引き起こしているらしい。

たぶん、これは著者自身のことを言ってるんじゃないかな。

正確には知らないが、

著者は現在30代後半くらいじゃないか。

以前本のカバーについていた小さな写真を見た印象では、

不美人ではなさそうだし、

売れっ子のコラムニストだから仕事はバリバリこなしている。

だけどまだ独身のはず。

彼女のエッセイは皮肉をこめた面白さがあるから、

自分自身を含めて独身女性を皮肉っているんじゃないかな。

女に負け犬がいれば、当然男にも負け犬がいる。

女と男はほぼ同数なんだから、

独身の女が増えるということは、独身の男が増えることでもある。

だが実態は女より男のほうが深刻そうだ。

国立人口問題研究所の調査によれば、

30歳以上の未婚女性は24%なのに、

未婚男性は30%もいる。

さらに、結婚相談所の調査によれば、

30歳以上で結婚を真剣に希望している人は、

女性より男性の方が多いという。

つまり男性の方がより切実に感じているのだ。

女性は年齢が高くなるほど、

男性に対する要求水準が高くなる。

容姿、学歴、収入は当然高いほうを望み、

その上やさしくて理解があって、

妻を自由にしてくれる男でなければならない。

それが満たされなければ無理に結婚しなくてもいいという。

ところが男性の方は、

ある程度水準を下げてでも結婚したいという。

しかし自分が女性の希望する水準に満たないので、

結婚にはたどり着けない。

女性は

結婚したくないからしない

いい相手がいなければ結婚しなくても良い

と思っているのに、

男性は

結婚したいのにできない

という人が多い。

男と女ではっきりと傾向が分かれている。

本当の負け犬は男の方なんじゃないか。

独身女性は一人の生活を楽しんでいる。

海外旅行やショッピングや、

自分の趣味を楽しんでいる。

それに比べて男性の方は、

キャバクラに通って女に貢いでいるのはまだましな方。

風俗に行く元気もなく、

自宅に篭ってゲームばかりやったり、

酒飲んで競馬ですって落ち込んだりしているのはヤバイ。

セックスしてないと男の機能も衰えて、

成人病になったり早く老けたりする。

うつ病にもなりやすい。

男の負け犬の方がずっとヤバイじゃん。

だからといって結婚したらしたで、

別の地獄が待ってたりするわけで、

どっちにしても男は負け犬。

 

 


2004年5月19日

出会い系サイトで結婚詐欺

 

出会い系サイトを利用した犯罪が後を絶たないが、

結婚詐欺の被害も増えている。

関西の詐欺カップルの手口はこうだ。

女が出会い系サイトで結婚願望の男性を引っ掛ける。

実際に会って気に入った素振りを見せる。

結婚願望のある男性に結婚というエサをちらつかせれば、

たいていの男性は食いついてくる。

そこでおもむろに切り出す。

「あなたと一緒に住みたいから新しい家を借りたいの」

そのために必要だと言って50万円を借りる。

50万円を渡した男性は、

この女と一緒に住めると思ってウキウキしている。

そこへ女と片割れの男が登場する。

「この女は俺の女だ。人の女に手を出してただで済むと思ってるのか」

すっかり動揺する哀れな男性。

そこですかさず女が囁く。

「私が好きなのはあなただけよ。

あの男とは早く別れたいの。

だけどいつまでもつきまとって困っているの。

あの男に手切れ金を渡して私を自由にして。

そうじゃないといつまでもあなたと結婚できない」

そこまで言われて金を出さなかったら男じゃない。

男性は言われるままに

100万から200万の金を差し出す。

しかし金を渡した途端に、

結婚するはずの女も姿を消してしまった。

こういう手口で騙された被害者が何人も出ている。

逮捕された詐欺カップルは、

京都市の主婦・村山しのぶ(29)と、

大阪府の井上研二(55)の2人。

2人とも家庭持ちの不倫カップルだった。

自分たちの不倫関係を続けるための、

軍資金稼ぎに結婚詐欺を思いついたという。

結婚を夢見てこつこつ貯めた男性の預金は、

不倫カップルのホテル代に消えたわけだ。

村山しのぶは美人でもなく色っぽくもなく、

ごく普通の地味な女だった。

しかしそれがかえって信憑性を高めて、

切実に結婚を願っているように見えたのだから、

何が幸いするかわからない。

出会い系サイトで知り合った男性が、

同じ手口で何人も騙されたのだから

結婚に飢えている男性がそれだけ多いってことだろう。

ネットを利用した結婚詐欺に引っかかるのは男性だけではない。

女性の被害者も急造している。

出会い系サイトで知り合った男に結婚をちらつかされ、

200万から400万を騙し取られた独身OLが

たくさんいる。

結婚詐欺自体は目新しい犯罪じゃないけど、

ネットを利用するというのが新しい。

インターネットは新しい出会いの可能性を広げたけど、

新しい犯罪の可能性も広げたのだ。

 

 


2004年5月9日

巨乳が当たり前の時代になった

 

巨乳がもてはやされるようになって久しい。

巨乳という言葉ができたのは、

1989年にAVデビューした松坂季実子が、

110センチのバストを売り物にしたときだ。

それ以来巨乳ブームは続いている。

巨乳タレントを揃えた”イエローキャブ”は、

所属の女性タレントがテレビに出ない日はないほど、

大繁盛している。

繁盛しすぎて社長までしょっちゅうテレビに出ている。

巨乳だけでビジネスが成り立ってしまったのだ。

ジャニーズ事務所も真っ青である。

いまや、雑誌のグラビア写真では、

巨乳でないと相手にされないようだ。

それくらい次々と登場する新人アイドルは、

巨乳ばかりである。

テレビのバラエティ番組でも、

出てくる若い女の子は誰も彼も、

大きなオッパイを自慢そうに見せ付けている。

タレントばかりじゃない。

ロンブーが町で女性を捕まえて、

一緒に露天風呂に入るという深夜番組があるが、

登場する素人の女性もほとんどが巨乳である。

ディスカウントショップのキャッチフレーズに、

「3割、4割当たり前」というのがあるが、

いまの若い女性は、

Cカップ、Dカップ当たり前なんだね。

Eカップ、Fカップも毎回登場する。

オッパイの大きい子を集めているにしても、

毎回これだけ集まるというのは、

全体が底上げされているからに違いない。

本当に日本の女性は巨乳になったのか。

巨乳にだけスポットが当たっているから、

巨乳が増えたように錯覚しているのじゃないか。

そこで統計の数字を調べてみると、

ワコールが1990年頃に調べた数字と、

2000年頃に調べた数字では、

トップとアンダーの差が13.8センチ(Cカップ)以上ある女性が、

9%も増えていた。

たった10年で約1割も増えていたわけだ。

逆にもっとも小さいAカップの比率は、

トリンプ・インターナショナルの調査によると、

1980年で58%

1988年で30%

2003年で10%

この20年間で激減している。

昔は日本人といえば貧乳が当たり前だった。

白人女性のバカでかいオッパイを羨望の眼差しで見ていた。

それが今では白人並みに近づいてきた。

以前はCカップやDカップでも、

「大きいね」

と羨ましがられたものだが、

いまでは当たり前になって見向きもされない。

Eカップ以上でないと巨乳とは見なされないのだ。

これだけ巨乳が巷に氾濫するようになると、

これからは

オッパイの小さい女性に希少価値が出てきて、

もてはやされる時代が来るんじゃないか。

テレビの「お宝鑑定団」でもよく言うだろう。

「あと50年大事に持っていなさい。

今の何倍も値がつきますよ」

 

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