2004年2月29日
赤ワインを買ってきた。
コルク抜きをセットしコルク栓を抜こうとしたが抜けない。
コルク抜きのスクリューはちゃんとコルクに食い込んでいるのに、
いくら力を入れて引っ張ってもびくとも動かない。
いつもだったらそんなに力を入れなくても、
簡単に抜けるのに。
しばらく逆さにしてコルクをワインに浸してみた。
コルク抜きを左右に振りながら引っ張ってみた。
滑り止めのゴムマットではさんで引っ張った。
ビンを無茶苦茶振ってみた。
悪戦苦闘すること10数分。
やっとコルクが抜けた。
と思ったら、
今度はコルク抜きのスクリューが抜けなくなった。
どうやっても抜けない。
よく見るとこいつはコルクじゃない。
表面はプラスチックのようにつるつるでコルクよりずっと固い。
しかしプラスチックと違ってある程度の弾力がある。
どうやってこいつからスクリューを抜いてやろうか。
一週間考えた。
ついに最後の決断をした。
おもむろにカッターナイフを持ち出した。
普通のカッターナイフではない。
堅い木でも削れる強力なカッターナイフだ。
やや灰色がかった薄いベージュ色のニセコルクは、
闇の中にぬめぬめとほの白い肌を浮かび上がらせ、
まるでこちらの決意を見透かしたように、
挑戦的な目で睨みつけてきた。
いや、別にニセコルクに目が付いてたわけじゃないけどさ。
なんとなくそんな気がしたわけよ。
敵の挑発にひるんではならじと、
しばし目を瞑り、
すべての迷いを振り払ってカッターナイフを振り下ろした。
滑光るニセコルクの肌にナイフの刃を突き入れた。
その瞬間、
ニセコルクの叫び声が聞こえたような気がした。
突き刺したカッターナイフの刃を通して、
ニセコルクの胴体の震えが伝わってきた。
ニセコルクはカッターナイフの刃をしっかりと締め付け、
容易に刃を動かすことが出来ない。
相手も必死の抵抗をしているのだ。
こちらも生半可な気持ちでいては負けてしまう。
満身の力を込めて刃を引き抜いた。
やっと刃が抜けた。
ニセコルクを見ると何事もなかったように平然としている。
一太刀浴びせたくらいでは屁でもないのだ。
こちらの腰抜け振りをあざ笑っているかのように、
不敵な笑みすら浮かべているではないか。
これは長い戦いになる。
臍下丹田に気を集中し、腰をいれて事に当たらねばならぬ。
気を取り直して、
もう一度カッターナイフの刃を突き刺した。
さっきより更に深く敵の肉体の奥まで刺し入れる。
敵も必死の抵抗で刃を締め付けてくる。
これが俗に言うコンブ締めというやつであらうか。
ミミズ千匹とか数の子天井とか言うが、
そんなやわなものじゃない。
イソギンチャクとかウツボとか鯉の口でも、
まだ言い表せない。
タコツボ、タコの吸盤、真空掃除機くらいでないと、
この引きの強さは表現できない。
下手をすると刃が折れるんじゃないかと思うほどである。
更に何度もカッターナイフで斬りつける。
2度、3度、4度、5度・・・・・・・・
いつしか額には脂汗がじっとりと浮かび、
カッターナイフを持つ手は汗に濡れている。
最初はびくともしなかったニセコルクも、
度重なる陵辱に次第に紅潮し裂け目が見えてきた。
刃を締め付ける力が弱まり、
引き抜くときも抵抗力が弱まった。
こちらのペースで自由に出し入れすることが出来るようになった。
そろそろ引導を渡してやるか。
すがりつく敵のくの一を無慈悲に切り捨てる眠狂四郎のように、
最後の一太刀をブスリと突き入れた。
「このサックまんこ(※)め!往生せい!」
ついにニセコルクは赤黒い裂け目を露わにし、
断末魔の悲鳴をあげて息絶えた。
長い長い死闘だった。
最後までこちらを苦しめたとはいえ、
ニセコルクも見事な戦い振りであった。
死力を尽くして戦った者同士として、
丁重に葬ってやった。
※「サックまんこ」はマイクロソフトの登録商標ではありません。
※サックまんこ普及連盟の会長(推定)はただいま自分探しの旅に出ているので不在です。
2004年2月23日
ひとくちに20年といっても大変なんですよ、あなた。
暑い日もあれば寒い日もある。
晴れた日ばかりじゃない。雨の日も雪の日もある。
体調の悪い日もある。
もう仕事するのよそうかなと落ち込むときもある。
それでも、
ここでくじけちゃいけない、何のためにここまでやってきたのか、
継続は力なり、努力するものは報われる。
そう心に言い聞かせて続けてきたんですよ。
全国あちこち歩きましたよ。
見知らぬ土地で心細くなったこともありました。
それでも自分を叱咤激励して仕事に励みました。
仕事をする前は慎重に下調べをするんです。
東北や関西に行ったこともありますが、
向こうじゃ言葉で苦労するんですよ。
わたしゃ関東の出身だから、
どうしても言葉の違いが出ちゃいますからね。
私らの仕事は目立っちゃいけないんで、
すぐによそ者とわかるようなことをしちゃまずいんですよ。
・
私らのような仕事をしている者には、
金が入るとすぐに派手に使っちゃう奴が多いんです。
キャバクラやソープに通って女に貢いだり、
競馬、競輪やカジノですってしまったり、
そういう奴は長続きしないですよ。
やっぱりね、
どんな仕事でも真面目にこつこつやる奴が勝つんですよ。
私なんかこう言っちゃなんですが、
普通のサラリーマンよりもずっと堅実ですよ。
仕事は細心の注意を払ってきっちりとやる。
別に上司がいるわけじゃないけど決して怠けたりしない。
事前に綿密な計画を作り、
作業の段取りを考え、
マーケティング調査をバッチリやってから、
本番は大胆かつ慎重に、
手際よく最短時間で作業を完了する。
盗んだものを無事に自宅に運び込んでも、
まだ仕事は終わったわけじゃない。
その日の仕事の反省と、次の仕事に生かすために、
詳細な作業記録を作るんです。
作業記録をパソコンに打ち込んで、
その日の売上を計算して、
やっと仕事が終わりというわけです。
なんでもやりっぱなしという奴は伸びませんよ。
私みたいにその都度反省点をあげて、
今度はもっとうまくやろうという向上心がなきゃダメですね。
人間常に勉強ですよ。
・
「ご利用は計画的に」って言うでしょう。
入った金を計画的に使うのも大事なポイントですよ。
口幅ったいようですが、
そこらへんのサラリーマンよりもずっと稼ぎがあります。
だけど食事はほとんどコンビニの弁当です。
ちょっと現金が手に入ったからって、
すぐに高級な店に行ってうまいものを食おうなんて根性じゃ、
この仕事は長続きしません。
嵐の時もあれば日照りの時もある。
私らの仕事に失業保険はないんだから。
どんな事態になってもあわてないように、
日頃から節約して貯金をしなくちゃいけません。
私なんかせっせと貯金したおかげで、
現在の家もキャッシュでポンと買ったんですよ。
地上3階、地下1階のコンクリート打ちっぱなしのビル。
ちょっとした豪邸といってもいいでしょう。
5000万円をキャッシュでポンですよ。
そんなことできるサラリーマンがどれだけいますか。
みんな私の血と汗の結晶ですよ。
現金以外のモノは全部コレクションしているので、
日光で傷まないように窓は小さくしてあるんですよ。
職業柄、防犯には特に力を入れました。
玄関のドアには二重三重にカギをかけて、
監視カメラを取り付け、防犯シールも目立つように貼って、
「セコムしてますか」
おかげさまで今まで一度も泥棒に入られたことがないのが自慢です。
・
だけど今回なんで足が付いちゃったんだろうな。
重大な反省点ですね。
おかげでせっかく集めた膨大なコレクションをすべて押収されました。
家に置いていた1200万円ももっていかれたし。
悔しくないと言えばウソになります。
これからはムショで考える時間がたっぷりあるので、
今度こそ完璧な仕事をするように、
一生懸命勉強しますよ。
2004年2月11日
文部科学省の学力テストとアンケート調査の結果から、
今の高校生が勉強しなくなったことがわかった。
高校3年生で学校の授業以外に勉強することが、
「まったくか、ほとんどしない」
と答えた生徒が41%もいた。
授業でわからないことがあった場合に、
「そのままにしておく」
と答えた生徒も35%いた。
授業以外で勉強しないと答えた生徒の割合は、
中学3年では1割以下なので、
高校生になって急激に増えていることになる。
別の調査では、
家でほとんど勉強しない生徒が、
10年前に比べて50%も増えている。
高校進学率はほとんど100%に近くなって、
どんな生徒も高校へ行く時代である。
中学時代の学力の差がそのまま高校に持ち込まれる。
学習内容が高度になればますますその差は広がる。
だから勉強のできないものが増えても不思議ではない。
・
その上、今の時代を見れば、
いい高校、いい大学に入って、いい会社に入れば、
一生安泰なんて夢物語に過ぎないとわかる。
どんな大企業であっても
いつ倒産するかわからない。
企業が倒産しなくても社員は首を切られる。
下手に出世するとはしごを外される。
リストラ、給料カットは管理職から始まる。
年功序列もどんどん崩れてきている。
業績が上がらなければ給料も上がらない。
学歴があってもなんの支えにもならない。
なんのために勉強するのかわからない。
もう昔の立身出世物語は通用しなくなっている。
だから勉強する意欲も湧かない。
というのが教育関係者や評論家の見方だ。
・
だが、もっと大きな理由がある。
勉強なんかしなくったって生きていけるからだ。
日本経済の低迷が続いているといっても、
昔の子供に比べたら、
今の子供はずっと恵まれた環境で育っている。
飢える心配もないし、
欲しいものはたいてい手に入る。
もともと勉強が嫌いでしたくない生徒も、
全員高校へ入る時代なのだ。
勉強しなくてもすむならわざわざしないだろう。
高校側も勉強させようとあの手この手で脅しはするが、
よっぽどのワルで
女生徒を強姦したり、教師をナイフで刺したりしない限り、
ひどい成績でも卒業させてしまう。
分数の足し算引き算ができなかろうが、
「拝啓」という字を書けなかろうが、
「冠詞ってなに?」「目的語ってなに?」と聞こうが、
みんなちゃんと卒業できるのである。
それに今は学校の勉強よりも面白いことが、
いくらでもある。
ゲームやインターネットもそうだけど、
興味の対象が学校の外にいっぱいある。
勉強に気持ちが向かないのも無理はないのである。
人間興味のあるものは自然と覚える。
数学や英語や理科は覚えなくても、
アイドルのことならどんな些細なことでも知っている。
ゲームのことならデータブック丸々一冊正確に覚えられる。
そういうもんである。
なにも全員学校の勉強に興味を持つ必要もない。
昔は本当に勉強熱心で、
向学心に燃えた人間だけが高校、大学へ行った。
今はそんな時代じゃない。
だからいまだに学校で教える科目の成績だけで、
生徒を判断する方がおかしいのだ。
・
学歴詐称は古賀議員だけじゃない。
安倍官房長官も小泉首相も怪しい学歴がある。
学歴なんてその程度のものなのだ。
もっともっと怪しくなればいい。
いまだに学歴で凝り固まった高級官僚が、
日本の一番のガンだという事実が
学歴で判断する虚しさを教えてくれる。
それより、
自分の好きなことにとことん打ち込める人間を育てた方がいい。
青色LEDを発明した中村教授みたいに、
200億円稼ぐのも夢じゃない。
2004年1月26日
イラクに大量破壊兵器はなかった。
アメリカがイラクを占領してから半年以上、
大量破壊兵器の捜索を続けてきたアメリカ調査団の、
団長が「あるとは思えない」と記者会見で言ったんだから、
やっぱりないんだろう。
オニール前財務長官も、
ブッシュ政権は同時多発テロが起きる前から、
イラク戦争を始めるつもりだったと言っているから、
とにかくブッシュはフセインを倒したかったんだ。
大量破壊兵器を保有しているというのは、
戦争を正当化するための方便に過ぎなかった。
ウソであろうと方便であろうと、
戦争をふっかけて勝ってしまえばいいのである。
勝てば官軍。
いまだ世界は力の論理で動いている。
どんな汚い手を使おうと勝てばよい。
結局ブッシュが勝ち、フセインは負けたのだ。
・
あわれなフセインの姿を見て、
真っ先に白旗を揚げたのがリビアのカダフィだった。
核兵器の開発を放棄する。
アメリカでもイギリスでもどんどん調べに来てもらってかまわない。
もう、処女が股開いて目をつぶっているような姿。
アラブ一の暴れん坊といわれたカダフィが、
こんな姿になるなんて誰が想像しただろう。
ブッシュから悪の枢軸に指名されていたイランも、
核査察に協力的な姿勢を打ち出した。
ブッシュの希望どおりにことが運んでいる。
今ごろブッシュは高笑いをしているだろう。
笑いすぎて酸欠にならなきゃいいが。
・
しかしまだひとつ、
無敵のブッシュ様に歯向かう無謀な奴が残っている。
北朝鮮の金正日将軍だ。
世界中の国が、
苦々しい思いで仕方なくにしろ、
率先して尻尾を振るにしろ、
ブッシュの前にひれ伏しているというのに、
いまだカラ元気出して吼えているのは北朝鮮だけだ。
ここはひとつ北朝鮮に頑張ってもらいたい。
・
ただ気になるのは、
金正日の重病説が流れていることだ。
長男の金正男が日本のディズニーランドに潜入失敗して以来、
怒って北朝鮮に帰国することを許さなかった金正日が、
正男をヨーロッパから急遽呼び戻し、
護衛司令部保衛局長という要職に付けたというのだ。
これも将軍様が健康に不安を覚えていて、
いつ倒れるかわからないので、
今から後継者を固めておこうとする動きに違いない。
どんなにドジなバカ息子でも、
やっぱり長男が可愛いのか。
正男はディズニー大好きの放蕩息子だと言われるが、
実際はバカを装った智恵者だという説もある。
織田信長みたいなものか。
しかし一般的には正男はグズでノロマでアホだと思われている。
「本当のところはどうなんですか」
と聞かれた北朝鮮評論かも、
「外見から判断すると、まあそうでしょう」
と否定しなかった。
腹違いの弟の正哲の方が聡明でキレるという意見が多い。
長男だからといって正男を後継者にするのはおかしい。
という意見もあるようだ。
全然おかしくない。
金正男こそ後継者にふさわしい。
バカだろうとグズだろうと一向にかまわない。
いや、むしろその方がいいんじゃないか。
ヘタに頭の切れる奴が後継者になったら困る。
正男なら日本もうまくやれる。
ミサイルをぶち込むなんて危険な考えを捨てさせられる。
正男は世界を渡り歩いた遊び人なんだ。
こういう奴は話がわかる。
ひたすら軍備増強ばかりして、
食うものがなくても
「欲しがりません勝つまでは」
なんてことを国民に言わせる奴より、
「楽しいことをして遊ぼうよ」
という奴の方がずっと平和だ。
正男が将軍様になったら、
東京ディズニーランド永久無料パスをあげちゃおう。
就任のお祝いにディズニーランド貸切にして、
喜び組も全員無料招待、
乗り物乗り放題にパレード、花火なんでもありで、
ついでにモー娘をお持ち帰り自由にしたら、
きっと喜んで拉致被害者を全員帰すんじゃないかな。
2004年1月12日
どこかの番組でこんなネタをやっていた。
街頭アンケートだかなんだかの調査で、
今年消えそうなお笑い芸人をあげてもらって、
名前の多かった順に1位から順位をつけるというもの。
番組ではそれを、
出ている芸人が当てるという趣向で、
お笑い芸人にとっては共食いにもなりかねない企画だ。
詳しい順位は忘れたが、
1位はたしか、ダンディ坂野だったと思う。
2位が綾小路きみまろだったかな。
ほかに上位には、
三瓶とか、はなわとか、テツ&トモとか、
ふかわりょう、江頭2:50、マギー審司
出川哲郎、山崎邦正、つぶやきシロー
なんてのがあったような気がする。
女のお笑い芸人もいたけど思い出せない。
山田花子だったかな?
・
つぶやきシローなんてすでに消えてるだろう、
という芸人はさておいて、
一応去年急に人気が上がった芸人がずらっと並んでいる。
出川哲郎みたいに、
毎年消えると言われながら、
しぶとく生き残っている芸人もいるが。
彼は毎年「今年消える芸人」のランク上位をキープして、
かえってそれがひとつのウリになってしまった。
特別な芸もなく、
嫌われる芸人のランキングでも常にベストスリーをはずさず、
なおテレビに出まくっているというのは、
驚異の出来事といっていい。
彼はすでに神の領域に達したのか。
出川と同じく、
嫌われる芸人のランキング上位の常連で、
若い女性には圧倒的に嫌われていると、
彼のマネージャー自身が認めているという、
江頭2:50
彼も消えそうで消えない芸人である。
はなわにさえ、
プロフィールに佐賀出身と書かないでほしいと、
皮肉られているが、
今年もあの黒タイツ姿は健在だろう。
出川哲郎と江頭2:50は今年も消えない。
・
ダンディ坂野は間違いなく消えるだろうね。
「ゲッツ」しかウリがない。
なにより一人話芸の芸人の癖に、
まったく話芸がない。
彼が話していて面白いと思ったことがない。
人気が出たのが不思議なくらいだ。
見ていても痛々しいから、早く消えた方がいい。
綾小路きみまろは生き延びる。
テレビには去年みたいに出られないだろうが、
営業では間違いなく稼げるだろう。
テレビでは若者に人気がないと厳しいが、
彼は元々中高年をターゲットにして売り出したのだから、
若者の人気が落ちても全然困らない。
依然としておじちゃん、おばちゃんには人気がある。
三瓶はもうすでに消えかかっているだろう。
あれも何の芸もないからね。
テツ&トモはブームは去るけど、
引出しが多いから地味に生き延びるだろう。
はなわはどうだろう。
かなり微妙だなあ。
消えそうな気もするが、新ネタを出せば生き延びるかも。
・
全国的に人気が沸騰した芸人以外にも、
去年は若手のお笑い芸人がたくさん登場した。
既成の芸人を凌駕するような面白い芸を見せる若手が多かった。
第3次お笑いブームが来たのかな。
その中で注目してるのが、
長井秀和、ドランクドラゴン、インパルス、ますだおかだ。
今年かなり高い確率で伸びるだろう。
間違いない!
2004年1月8日
アメリカで見つかったBSE(狂牛病)感染の牛が、
日本の外食産業に衝撃を与えた。
吉野屋をはじめとする牛丼チェーン店は、
100%近くの牛肉をアメリカからの輸入に頼っている。
このままアメリカ産牛肉の輸入停止が続けば、
2月からは牛丼の販売を中止せざるを得ない。
牛丼屋で牛丼が食えない。
ウソのような話が現実になるかもしれない。
・
いままでアメリカはBSE感染牛が見つからず、
ヨーロッパや日本で大騒ぎをしていたときも、
盛んに安全なアメリカ産牛肉を買えと宣伝していた。
ところが今回BSE感染牛が見つかって、
アメリカのずさんな検査体制が明るみに出た。
日本ではBSE感染牛が発見されてから、
すべての牛を検査する全頭検査に切り替えたが、
アメリカではいまだに抜き取り検査ですませている。
それもBSEの特徴といわれる、
足がよろけてまともに歩けない牛だけを
ピックアップして検査するだけ。
数万頭に1頭ぐらいしか検査していない。
だいたい、よろけているような牛じゃすでにやばいじゃないか。
そんなもの検査するまでもないだろう。
まともに見える牛を検査してこそ、
意味があるんじゃないの。
・
今度見つかった感染牛はカナダから輸入した牛だ。
だから責任はカナダにあるとアメリカは主張している。
カナダはカナダで、
冗談じゃねえよ。勝手に決め付けるなよ。
と怒っている。
互いに責任をなすりつけあっている。
アメリカとカナダの間でやってる分には、
勝手にやってればと思うが、
アメリカは日本に対し、
もう安全だから早く輸入を解禁しろと圧力をかけている。
ふざけるなって。
検査そのものがいい加減な上に、
いまだに全頭検査もやらないと言っている。
BSE感染牛はカナダの牛だから、
アメリカの牛は安全だと言う。
そんな身勝手な理屈があるかいな。
カナダから輸入した牛でもアメリカで飼育したんだろう。
アメリカで与えた飼料が原因かもしれないじゃないか。
第一アメリカで飼育しているうちに、
ほかの牛に感染が広がっている可能性だってあるだろう。
どこが安全じゃい!
・
中国でまたSARS感染の患者が見つかった。
WHO(世界保健機構)がSARS終息宣言を出したあとだ。
感染源がハクビシンらしいということになり、
数万匹のハクビシンを処分するという。
ハクビシンもとんだ災難だ。
しかしSARSの感染源はまだ正確にわかっていない。
ハクビシンの可能性もあるが、
ほかの動物の可能性だって十分ある。
ニワトリかもしれない、ネズミかもしれない。
危なそうだと思った動物をその都度全部処分していったら、
そのうち人間の周りにいる動物がだんだんいなくなり、
そして何もいなくなった。
なんてことになるかもしれない。
なんにしてもやり方が強引過ぎる。
中国もアメリカもその点では大いによく似ている。
身勝手な理屈で強引にことを進める。
少しでもヤバイと思ったらすぐ皆殺しにする。
他人の迷惑など考えない。
いっそのこと、
アメリカの牛も全部殺したらどうですか。
2度とBSE感染牛は発生しませんよ。
だって牛がいないんだから。
・
年が明けて、
牛丼屋の売上がまた上がったそうだ。
BSE感染報道で売上が落ちていたのに、
もう牛丼が食えなくなるかもしれないと思った人が押し寄せて、
牛丼の注文が増えている。
前回の日本のBSE騒動で消費者も慣れたんだろう。
牛肉食ったってなんともないさ!
日本人は進化しているのか。