2002年10月28日

歩きタバコ禁止条例

 

東京の千代田区で、

日本で初めて歩きタバコを禁止する条例ができた。

シンガポールではもう何十年も前から、

路上でタバコを捨てるだけで罰金を取られる

法律ができてるから、

外国ではいくつも前例があると思うが、

日本では画期的なことなのである。

10月1日から条例発効だが、

一ヶ月間は条例の周知期間ということで、

区役所の職員が巡回して、

路上の喫煙や歩きタバコを見つけたら、

その場で注意するだけにとどめる。

さっそくその様子をテレビが取材していたが、

その場で注意されて逆切れしたお父さんなんか、

テレビにバッチリ映ってしまって、

今月は羞恥期間になるだろう。

禁煙先進国のアメリカでは、

日本よりずっと前から、

タバコの広告が制限されたり、

レストランや病院や公共施設での禁煙が、

義務付けられていた。

アメリカで自由にタバコを吸えるのは、

唯一自宅の中だけだと言われる。

ところが最近ある州では、

自宅で吸ったタバコの煙が隣の家に入った場合、

副流煙による二次被害をもたらすということで、

法律で罰せられることになった。

自宅でも安心して吸えないわけだ。

アメリカは何事によれ、

やることが極端なので、

必ずしもアメリカのやり方がいいとは思わない。

タバコを吸ってる事実が発覚しただけで、

会社を首になるというのはあまりに可哀想。

ただ日本の喫煙者は、

まだまだ甘いと思う。

歩きタバコ禁止条例のようなものができるのも、

喫煙者のマナーが悪いからだ。

当人の自覚に訴えても効果がないから、

条例や法律で規制されることになる。

非喫煙者のいる狭い部屋でプカプカタバコを吸う。

食事をしている横で平気で煙を吐く。

部屋の中でも机の上でも所かまわず灰を落とす。

路上でも公園でも吸殻をポイ捨てする。

いくら緒形拳がCMで呼びかけたって、

一向になくならない。

そういうことの積み重ねが喫煙者自身の首を締めるのだ。

歩きタバコがどんなに迷惑かを良く考えた方がいい。

火のついたタバコを持ったまま歩いていて、

通りかかった幼児の目に当たり、

幼児が失明したという事件もあった。

バス停で並んで待っていたら、

前に並んでいる男が吸っているタバコの煙が目に入り、

少し風の強い日だったので、

火のついたままの灰が目を直撃し、

あまりの痛さに失明したかと思った事件があった。

被害者は私だ。

ことほどさように、タバコの被害というのは多いのだ。

喫煙者にはもっと想像力を働かせてもらいたい。

だからといって、

この世からタバコをなくそうと思ってるわけじゃない。

禁酒法みたいに、

全面的にタバコを禁止せよというつもりもない。

所詮タバコも酒も嗜好品。

なくて困るわけじゃないけど、

あったってかまわない。

好きな奴は好きなだけたしなめばいい。

個人の嗜好を法律で強制するのは好きじゃない。

たとえヘビースモーカーが肺がんで死のうと、

それは本人のかって。

肺がんになったって吸いたいんだって言えば、

自由に吸えばいいんだ。

ただし、

タバコの嫌いな人間に

迷惑かけないように吸ってくれ。

今年のタバコに関するJTの調査によると、

成人全体で喫煙率は30.9%で、

過去最低になった。

男性の喫煙率が50%を切ったのも、

1965年の調査開始以来初めてだという。

女性の喫煙率も少し減って14%になった。

しかし女性は若い世代ほど喫煙率が高く、

20代では24.3%である。

ここでひとつだけ困ることがある。

いい女ほどタバコを吸ってる奴が多いのだ。

これはなんとかしてほしい。

いい女に

「タバコ吸ってもいいかしら」

って言われたら、

断る勇気なんてないもん。

 


2002年10月20日

十代のセックスが激減

 

はて?

近年セックス体験者の低年齢化が進み、

中学生でも珍しくない。

高校生の半数以上はセックスを経験している、

という調査結果も出ている。

ケータイの普及と、

出会い系サイトの利用により、

十代のセックス体験は、

ますます急増しているはず。

それが減少だなんて信じられない。

ごもっとも。

その実感は間違ってません。

なんたって、

小学生が援助交際をやるご時世だから。

高校を卒業すると途端に、

援助交際の相場が下がる世の中だから。

高校のときに未体験の女子学生は、

大学に入ったら一刻も早く、

処女を捨てたがる国だから。

十代のセックス体験が減ってるなんて、

信じられません!

そうです。

あなたの実感は間違ってません。

十代のセックスが減少しているのは、

この国の話じゃありません。

アメリカの政府機関が調査した結果なんです。

全米の中高生を対象にした聞き取り調査によると、

セックスをしたことがあると答えた学生が、

10年前が54%なのに対して、

今回は46%。

人種別では、

白人が10年前が50%だったのに43%に、

黒人が10年前が81%だったのに61%に、

それぞれ激減している。

専門家の分析では、

性病やエイズを恐れているのが、

現象の原因だと見ている。

その裏づけとなるデータが、

ファーストセックスでコンドームを使った割合。

白人、ラテン系では50%、

黒人では70%になる。

アメリカのティーンエイジャーが、

いかにエイズを恐れているかわかるね。

それに比べると、

日本の少年少女の無邪気さはどうよ。

昔は若者のセックスの先進国と言われたアメリカが、

いつのまにかセックスに慎重な国になっている。

この逆転現象は面白い。

日本は軍事でも経済でもスポーツでも、

アメリカに勝てないから、

せめてセックスでアメリカに勝とうという気か。

このままいけば確実に勝てるぞ。

世界一セックスフリーな国。

もう外国では言われているのかもな。

6月のワールドカップのとき、

どこかの国の新聞が、

日本ではセックスやり放題だと書いて、

ちょっと話題になったこともあるし。

我々が思ってるよりも外国の方が認めているかもしれない。

認められて嬉しいかと言えば、

それは違うような気もするが。

 

 


2002年10月16日

子供の体力低下

 

文部科学省の体力・運動能力調査の結果が公表され、

子供の体力が相変わらず低下していることがわかった。

この調査は、1964年から毎年行われているが、

特に青少年(6〜19歳)の体力が、

1980年をピークに停滞に変わり、

1985年から毎年低下している。

12〜17歳の年齢層で、

50メートル走、持久走、ハンドボール投げ、

いずれにおいても1981年の数字を下回った。

深刻なのは、

若い世代ほど運動能力の低下が大きいということだ。

小学校高学年の生徒と、

その親の世代を比較するとよくわかる。

50メートル走の10歳男子の平均は9秒39で、

30年前の調査に比べて0.29秒遅くなっている。

ソフトボール投げは26.33メートルで、

30年前に比べて4.77メートル短い。

11歳女子の50メートル走平均は9秒26で、

30年前より0.16秒遅い。

ソフトボール投げは17.26メートルで、

30年前より4.24メートル短い。

今の40歳くらいの人が子供のときより、

大幅に体力が落ちているのがわかる。

運動量で比較すると、

週に3日以上運動やスポーツをやってる子供の割合は、

30年前の10歳男子で73.5%だったのが、

今回は53.6%に減っている。

30年前の11歳女子は70.1%だったのに、

今回は33.9%と半分以下になっている。

家でゲームばかりやっていたり、

親が学習塾ばかり熱心に行かせる風潮が原因だろう。

子供自身が外で遊びたがらない。

体を動かすのがおっくうがる子供が増えている。

小学生の癖に、

口を開けば「疲れた」といい、

「体がだるい」の「腰が痛いの」と、

じい様ばあ様みたいなことを言う。

これも環境のせいなのか、

親の意識の反映なのか、

あるいは子供自身に内在する理由なのか、

いずれがニワトリでいずれがタマゴか。

釜山のアジア大会は終わったが、

日本の成績低下は著しい。

だいぶ前から中国や韓国にかなわなくなってるが、

今度の大会でさらに引き離されている。

特に基礎体力がものをいう陸上競技で、

大幅に成績が落ちている。

陸上競技は「走る」、「跳ぶ」、「投げる」という、

基本的な運動能力を競うスポーツである。

低下しつづける子供の体力低下が、

もっとも成績に反映する部門といえる。

もちろんトップクラスの選手はすぐれた才能と、

ハードな練習によって記録を出しているわけだが、

その背景に一般クラスの厚い選手層がないと、

コンスタントに記録を上げることはできない。

体力低下はスポーツ能力の低下だけでなく、

生活防衛能力の低下も招く。

自分を守る力が弱くなるということだ。

極端に言えば生存能力の低下と言っていい。

これは子供だけで解決できる問題ではない。

社会全体が取り組まないと、

日本人の将来が危うくなる。

クローンなんか作ってる場合じゃないのだ。

 

 


2002年10月8日

将軍様のおかげです

 

どこかで学芸会の稽古をやってるようです。

・・・・・・・

先生

わが国は科学技術でも世界の最先端です。

独力でミサイルを開発したのはわが国だけです。

生徒

テポドンは世界一のミサイルですか。

先生

そうです。世界一のミサイルです。

テポドン一発で日本は腰を抜かしました。

生徒

ほかには何がありますか。

先生

世界一優秀な工作船を作りました。

ヤンキーも真っ青の、特別チューンナップを施した

高速エンジンを何台も積んでいるんですよ。

生徒

でも日本の巡視船に沈められたのはなぜですか。

先生

あれは単なる油断です。

本気出したら負けるはずがありません。

ミサイルも工作船も、

将軍様の御指示に従えば、

必ず世界一のものが作れるのです。

生徒

スポーツも世界一ですか。

先生

我が民族は優秀な民族なんです。

スポーツは何をやっても強いんです。

生徒

今アジア大会をやってますが、

わが国は活躍してますか。

先生

もちろん、大活躍してます。

女子重量挙げで世界新を出しました。

個人の射撃でも優勝しました。

生徒

もっとメジャーな競技はないんですか。

先生

あらゆる競技で我が同胞は活躍してます。

生徒

でもメダルの数では中国や韓国や日本より下ですが。

先生

それは温情で他の国に花を持たせているのです。

これも将軍様の深いご配慮です。

生徒

偉大な将軍様がいるのに、

なんで我が同胞は飢えに苦しんでいるのですか。

先生

それは外国の悪意のある宣伝です。

わが国は食料に困ってなどいません。

生徒

でも配給のお米をもらいに行ったら、

お米の袋に「援助米」と書いてありましたが。

先生

それは昔わが国を侵略した国が、

お詫びの印に勝手に送ってきたのです。

生徒

田舎では道端に飢え死にした人が転がっていて、

犬が死んだ人の腕を食べたりしているのですが、

なんでこんな恐ろしいことが起きるんですか。

先生

それはどんな場合にも決してうろたえないように、

日頃からあなた方の精神力を鍛えさせようという、

将軍様のご配慮なんです。

生徒

日本人がわが国に拉致されたと騒いでますが。

先生

そんな宣伝に騙されてはいけません。

将軍様のご威光に惹かれて

喜んでわが国にやってきたのです。

生徒

ではなぜ日本人は怒っているのですか。

先生

それは日本人が恩知らずの民族だからです。

我が同胞の食料まで削って、

貴重なマツタケを300箱もお土産にあげたのに、

もらってないと知らん顔をするような、

恥知らずの奴らなんです。

生徒

じゃあ日本人が間違っているんですね。

先生

そうです。

生き残った日本人も、

胸に労働党のバッジを誇らしげに付けて、

将軍様のご配慮に感謝してたでしょう。

あれが真実の姿です。

全員合唱

科学技術もスポーツも、

将軍様の御指示に従えば世界一。

一糸乱れぬマスゲームも、

応援団の笑顔が全員同じなのも、

雑草やネズミを平気で食べられるのも、

みんな

将軍様のおかげです。

 

 


2002年9月29日

女性のハンドルネーム研究

 

ふとした興味から、

ネットで使われるハンドルネームを調べてみた。

自分でも暇なことやってるなあと思ったが、

実際は別に暇なわけではない。

あちこちのサイトで、

同じハンドルネームを目にする機会があったので、

ハンドルネームには人気の名前と言うものが、

あるのではないかと思ったわけだ。

特に女性のハンドルネームには同じ名前が多い。

それでちょっと調べてみる気になった。

調べてみると、

わずか200くらいのサンプルを調べるだけで、

かなりの時間がかかってしまった。

サンプル数を1000個くらい採集するつもりだったが、

途中でめげた。

予想外と言うか、

いろんな名前がばらついていて、

同じ名前と言うのはそんなに多くなかった。

それと、多いと思った名前が、

意外に少なかったりもした。

サンプルの集計結果は

「女性のハンドルネーム大調査」

を参照して欲しい。

全体を通して言えるのは、

ひらがなの名前が圧倒的に多いということ。

もうちょっと漢字の名前があると思ったが、

非常に少なかった。

やっぱりひらがなの方が、

女性らしいやさしい感じがするからだろうか。

同じようなことが、

「あ行」や「ま行」や「や行」が多いことにもいえる。

いずれも柔らかい感じのする音である。

個別に見ていくと、

「あ」で始まる名前の中で、

あゆ、あや、あおい、あやか、あゆみ、あやめなどは、

「あ行」と「や行」を組み合わせて、

よけい柔らかく感じる。

「ま」で始まる名前の中の、

まゆ、まゆみ、まお、まみ、まみこ、まいなども

同じだね。

「や行」では「ゆ」で始まる名前が圧倒的に多く、

ゆい、ゆう、ゆうか、ゆうこなども柔らかい組み合わせだ。

調査する前に多いと予想したのは、

「ゆき」、「ようこ」、「いずみ」、「あい」などだったが、

それほどでもなかった。

あまり偏りがないと言った方がいいかな。

「ゆき」は4つだったが、

「ゆっき」、「ゆっきー」を合わせると7つになるので、

まあ多いと言えるかな。

「あい」がひとつもなかったのは意外だが、

もっとたくさんサンプルを集めれば出てくるだろう。

でも思ったほど多くないことはこれでわかる。

ネットを始めた頃、

当時はパソコン通信だったが、

そこでけっこう目に付いた名前が、

「じゅんこ」、「れいこ」、「あい」、「なな」などだったが、

今回「じゅんこ」がひとつあっただけで、

他のはひとつもなかった。

やはり時代の流行というのもあるのか。

流行と言えば、

子供に付ける名前は、

昭和50年代に大きく変わったそうだ。

それ以前に生まれた人と、それ以降に生まれた人では、

よくある名前が全然違う。

昭和50年のベスト5は、

「ゆうこ」、「あきこ」、「ともこ」、「じゅんこ」、「ひろみ」

それが昭和60年になると、

「ゆか」、「かおり」、「あゆみ」、「まい」、「ゆき」

ガラッと変わってしまう。

「子」の付く名前がひとつもなくなった。

さらに最近生まれた子の名前はもっと変化している。

「はるか」、「あやか」、「ゆうか」、「なつみ」、「りあ」

やたら最後に「か」が付くのが多い。

ベスト30まで調べても、

「子」の付く名前はひとつもなくなっている。

ハンドルネームも時代を反映しているとすれば、

ハンドルネームによって、

その人の年齢がわかるかもしれない。

 

 


2002年9月23日

恋愛も他人任せ

 

近頃はネットビジネス花盛りで、

その中でも男と女に関するビジネスは続々登場。

出会いサイトなんてもう古典派。

新規参入相次ぎ、

あの手この手で差別化を図って競争を繰り広げているが、

出会いサイトがらみの事件が頻発して、

このところ落ち目だという。

出会いサイトは単なる入り口。

昔からの男と女の出会いに、

ひとつ新しい方法が加わっただけのこと。

しかしネットビジネスはそれだけでは終わらない。

いまや恋愛丸抱えなビジネスが大流行。

出会いサイトはたとえて言えば、

吉原の入り口まで案内してもらうだけのこと。

そこから先は自分で勝負しなければならない。

恋愛ビジネスはその先、

自分でやることも代行しましょうというわけ。

まずは合コンのセッティングから。

本来は男と女の側で、

お互いに仲間を集めてセッティングするが、

うまく人数が揃わなかったり、

相手の希望と合わなかったり、

うまくいかないことも多い。

素人の幹事は気苦労ばかり多くて、

自分が全然楽しめないという人もいるだろう。

そういう気苦労や手間ひまを、

全部他人に任せたら楽だね。

そこで合コンをプロデュースするビジネスが成立する。

年齢、職業、タイプなど、

相手の希望を最大限満たすようなグループをマッチングし、

時間や場所、飲み物食べ物も決めてくれる。

あとは決められた場所に行くだけ。

こりゃあ楽だ。

事前の希望に合わせているから、

行ってみたらとんでもない相手だったなんて、

失敗はない。

満足度は80%以上と言うから、

まずまず希望の相手と出会える確率は高いわけだ。

でもそこでお持ち帰りできるかどうかは腕次第。

100%の保証があるわけではない。

それも面倒だという奴には、

ナンパを代行します。

本人に代わって確実に相手をゲットして、

いつでもできる状態で引き渡します。

こんなネットナンパ代行ビジネスが誕生した。

ネットだから、ナンパの代行はしやすいともいえる。

現実に顔を合わせてナンパしたら、

相手は代行した奴に惚れてしまうじゃないか。

どうやって引き継ぐんだ。

ネットナンパは、

昔の恋文代筆みたいなものなのか。

本人が相手と出会ってから、

あまりに落差が大きかったらどうするだろう。

テレクラの出会いが盛んだった頃、

「おれ、キムタクに似ているとよく言われる」

会ってみたら似ているのはロンゲだけだったり、

「私は宮沢リエに似ている」

会ってみたらガリガリにやせた顔色の悪い女だったりと、

とんでもない奴がよく登場したらしいが、

そういう恐れはないんですかね。

一応相手をゲットしたら、

今度はデートの段取りを代行してもらう。

おいしいレストランとか雰囲気のあるバーだとか、

遊園地とか水族館とか、

デートスポットの情報はもちろんのこと、

今夜は一発キスを決めたいというときは、

食事はどこで、酒はどこで、

その後酔い覚ましにどこの公園を散歩し、

どの辺に行けば人気もなくてキスがしやすい。

かゆいところに手が届くように教えてくれる。

さらにエッチしたいという時は、

段取りどおりのコースをたどっていくうちに、

自然とホテルに吸い込まれるような計画を立ててくれる。

これだったら、

3千円から5千円出しても頼む気になるかな。

恋愛ビジネスは続々と新しいアイデアが生まれているようだが、

今のところまだ、エッチを代行しますというのはないらしい。

もっとも、そこまで代行してもらったら、

何のために彼女と(彼氏と)付き合ってるのか、

わけがわからなくなる。

しかし、ありえない話ではない。

ネット社会が進むと、

ヴァーチャルでは何でもできても、

リアルでは何もできないという人間が確実に増える。

ゲームだったらできるけど、

生身の相手ではエッチできないという奴が増えてもおかしくない。

代行業者が自分の彼女とエッチするのを、

見て満足する奴も出てくるだろう。

ついでにその場面をビデオに撮っておいて、

あとで一人遊びのおかずにするのも良し。

これからのニュービジネスになるんじゃないか。

 

 


2002年9月15日

行くぞ、大神探検隊

 

道無き道を切り開き

幾多の困難乗り越えて

逆巻く白波太平洋を

遥か南方ジャングルの島

灼熱の太陽とヤブ蚊にも負けず

目指すは幻の薬草バナバ

きょうも行く行く

我らが大神探検隊

みなさん、こんにちは。

いよいよやってきましたフィリピンのジャングル。

幻のバギナもといバナバ茶を求めて、

大神探検隊の精鋭部隊が集結しました。

大神隊長は迷彩服に身を固め、

自慢の鍛え上げられた肉体を誇示しております。

一方、現地調達のフィリピン人隊員たちは、

ん?

どこに精鋭部隊がいるのでしょうか。

三々五々集まった隊員たちは、

服装もさまざま、

たいていは開襟シャツを着ていますが、

中には裸の奴もいます。

下はよれよれの半ズボンです。

隊長は立派な革の長靴を履いてますが、

隊員たちはほとんどゴム草履です。

はだしの奴も何人かいます。

みんなニヤニヤしていて、

緊張感のかけらもありません。

大神隊長も一瞬目を曇らせましたが、

そこはG.Oグループのカリスマと呼ばれた男。

連日のフィリピンパブ通いで鍛えた語学を生かし、

フィリピン人隊員になにやら指示しています。

と思ったら、

隊長の日本語を通訳が訳していました。

気を取り直して進軍の命令を下します。

「さあ、行くぞ」

「レッツ・ゴー」

見事な英語です。

さすが、映画俳優として、

ハリウッドに進出希望のことはあります。

しかし先ほどから隊員のやる気のなさが気になります。

ちょっとインタビューしてみましょう。

「だってこんな暑い日に、わざわざ昼間っから行くことはねえべさ」

「だけんど日当がいいでよ。ハポネスは金持ちだから」

「ゴミの山で金目のものを探すよりはずっと楽だべ」

「なんでもハイハイって聞いてりゃ、金くれるべ」

現地傭兵部隊の実態がわかる気がします。

一人、大神隊長だけは意気軒昂であります。

前人未到のジャングルを先頭になって切り開いていきます。

その前にカメラマンが先に行ってますが、

それは見なかったお約束で。

おおっと、いきなりもろ肌脱いで、

木の枝に手をかけて懸垂を始めました。

何の脈絡もなく。

盛り上がった肩と厚い胸板に流れる汗。

映像効果満点です。

でも、

カメラを回す前にスタッフが、

霧吹きで水をかけていました。

思えばこの頃が大神会長の絶頂期でした。

制作費5億円で、

映画「ブレイズ・オブ・サン」を制作。

自ら主演して、

肉体を誇示しながら過酷な訓練に耐える場面や、

機関銃に撃たれながら橋を走り去る場面や、

意味もなく汗を浮かべて力んでいる場面を

撮影しました。

ふぁいとー、いっぱーつ!

のCM撮影かと思いました。

会長は若い頃からブルース・リーにあこがれていたので、

「燃えよドラゴン」と

「ロッキー」と

「少林拳」を

杉良太郎とアホの坂田で割ったような映画になってます。

全世界で公開して、

興行収入180億円を稼ぐ予定だったんです。

志半ばで逮捕されたことは、

まことに無念であったろうとお察しいたします。

会員相手の講演会にも、

黒のスケスケの網シャツで登場するくらいのナルシシスト。

誰よりも自分が好きだった会長。

ジャッキー・チェンと張り合って、

ジャッキー大神と会員に呼ばせていました。

なにかというとすぐに裸を誇示するので、

陰では「裸のゲン」と呼ばれていたとか。

原爆孤児じゃねえってえの。

お気に入りの洋服はヴェルサーチで揃え、

愛車は1億円のロールスロイスのリムジン。

社長秘書は必ずグラマーの美人で、

連絡先を教えずに

二人だけで海外視察に出かけていました。

社員思いで、

秘書には思いきりセクシーな衣装を着せていました。

ゴルフで自分よりも飛ばした常務は、

支店長に格下げしてやりました。

社員が会長の顔を忘れないように、

各支店には会長の肖像画を飾っていました。

そんな会長が、

留置場で麦飯を食ってるなんて想像できません。

大神源太39歳。

アジアを救う男。

今なに思う。

 

 


2002年9月8日

テロ対策ニュービジネス

 

戦争大好き小僧のブッシュ大統領は、

イラクを攻撃したくてうずうずしている。

去年の9.11同時多発テロは、

ブッシュにいつでも戦争できるという、

大義名分を与えただけだった。

今度は戦争用ロボットを本気で開発している。

スターウォーズに出てくるような、

大量のロボットが戦争をするのかな。

ロボットなら、

家族もいないし、悲しむ人もいない。

死んでも葬式の必要もない。

アメリカにとって何の痛みもないわけだ。

だから戦争したくなったらいつでも始められる。

アメリカ人は自国の兵士に被害がなければ、

どんな戦争でも支持するから。

アフガニスタンがいい例だ。

誤爆や過剰防衛でいくらアフガニスタン人を殺しても、

ブッシュの支持率が下がることはない。

世界が手をつけられないそんなアメリカにも、

弱点がある。

なんたってアメリカ人はおバカが多い。

とんでもないことを考える奴がいる。

それがアメリカの多様性の根源にもなっているのだが。

いまやアメリカ経済もITバブル崩壊で、

落ち目の三度笠だが、

テロ事件の教訓から、

ニュービジネスをひねり出すところが、

懲りないというか逞しいというか。

そんな中からおバカなニュービジネスを紹介しよう。

アメリカのベンチャー企業が開発したという、

敵の兵士の戦意を喪失させ、

完全無力化する最終兵器。

ナチスが敵の捕虜を拷問するために研究していた

理論に基づくというから、

どんなすごい兵器かと思ったら、

「オギャー、オギャーという赤ん坊の泣き声を、

スピーカーから鳴らす」

兵器だって。

これを聞いた敵兵はたちまち戦意を喪失するとか。

ほんまかいな。

おバカなブッシュジュニアでも

首を傾けるんじゃないか。

お次は、金属探知機に代わる新システム。

従来の飛行場の金属探知機では、

テロリストを発見できないという教訓から、

ホワイトハウスが開発を奨励していた。

警備会社が開発した新システムは、

NASAの技術を使って、

人間が極度に緊張したり攻撃的になってるときに、

出す脳波を検知して危険人物を発見するという、

すぐれものである。

しかし、テストで重大な欠陥が見つかった。

夫婦喧嘩をした後や、

上司に叱られた後のサラリーマンにも

反応してしまうのだ。

そんなシステムじゃ、

毎日ストレスを溜めている日本人なんか、

全員空港で逮捕されちゃうよ。

ハイテク兵器ではないけれど、

これもテロをきっかけに売り出された商品。

アメリカは伝統的に土葬の国だが、

あれだけ広い国でも最近は、

墓地の不足が問題になっている。

そこで火葬推進派の葬儀屋と

宝石会社が手を組んで開発したのが、

メモリアル人工ダイアモンド。

ただの人工ダイアモンドじゃないよ。

遺体を焼いた後に残った炭素から作るのだ。

宝飾鑑定協会にも認定された画期的な発明だという。

しかし、いったい誰が、

死んだ人から作ったダイヤの指輪を

喜んではめるんだろうね。

 

 


2002年9月3日

叶姉妹とルイ・ヴィトン

 

なにやらまた写真集を出すとかで、

叶姉妹がテレビに出ていた。

やれ、どこそこのパーティーに現れた。

やれ、どこそこの試写会に現れた。

どこかのタレントと一緒だったといっては、

その都度マスコミが取り上げる。

たしか最初は女性雑誌の読者モデルということで、

あくまでも素人という位置付けだったよね。

ちょっと見かけがゴージャスで、

ハイソサエティな匂いを振りまいているというので、

アイドルみたいに有名になった。

それがいつのまにか、

一流タレント並みに、

一挙一動がニュースになるようになった。

どうみてもただの素人には見えない。

かといって、本物の大金持ちのお嬢様にも見えない。

謎の生い立ちも加わって、

胡散臭い匂いがプンプンする。

しかしまあ、そんなことは女性週刊誌の

詮索に任せておけばいい。

知りたいのは、

みんな本当に叶姉妹に興味を持っているのかということ。

「美しくてゴージャスでステキだわあ」

「ナイスバディで巨乳でセクシーでいうことない」

と思っているのか。

正直いうと、

どう見ても気持ち悪い。

姉の方は井戸から化けて出てきそうな恐さを感じるし、

妹の方は人工的で、

ロボットが人間の皮をかぶっているような、

不気味さを感じる。

確かに、現れるたびに大胆な衣装で、

世の男どもを喜ばせるサービスは認めるけど、

はっきり言って笑いのネタでしかない。

マスコミは話題になりさえすれば、

なんにでも無節操に飛びつくが、

果たして一般ピープルは、

好意をもって見ているんだろうか。

叶姉妹の人気には、

一般ピープルがあこがれる贅沢というキーワードが、

重要な要因になっているのは間違いない。

ところでルイ・ヴィトンの新しい店舗が、

東京の表参道にオープンした。

いわずと知れた世界的一流ブランドである。

同店限定品を目当てにやってきた客は、

開店前に1500人が列を作った。

4万7千円のカバンと6万3千円のカバンが、

それぞれ1000個完売した。

39万円の時計も完売した。

たった1日で1億円以上の売上である。

デフレ不況に苦しむ日本経済からすると、

驚くべき出来事である。

株価はきょうも最安値を更新した。

デパート、スーパーの売上は、

引き続き前年同月比でマイナスを続けている。

卸売り物価指数も依然として下落を続けている。

失業率は5%以上があたりまえになった。

どこからどうみても日本経済は、

依然として失速を続けている。

しかし、あるところにはあるのである。

金が。

ゴージャスな叶姉妹と贅沢なルイ・ヴィトン。

日本は今豊かなのか貧乏なのか。

それとも日本は金持ちが増えたのか。

先祖代々由緒正しき貧乏人にはよくわからない国だ。

 

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